マーモット通信

マーモット通信

駐在員の妻がアメリカ生活に関する情報を記録しています。これからアメリカに初めて住む(旅行する)方の役に立てたら嬉しいです。

コネチカット州の路上試験対策(と2回落ちた話)<運転初心者さん向け>

こんにちは!2か月半前にアメリカのコネチカット州ウェザーズフィールドの路上試験で当たって砕けた駐在員妻です。

再試験は2週間経てば受けられるのですが、前回があまりにも惨敗だったので、しばらく特訓をしてから挑みました。
f:id:CTlife:20190219070703j:plain

そして、また落ちてしまいました😱!!!!!!
やっとこの緊張から解放されると思ったのに、ショックでした…。

でも、「君の国際免許証は何の意味もなさない!」と試験官に怒られた前回とは違い、今回指摘された内容は主に2つだけ(一時停止でしっかり止まらなかったことと、自分が知らなかったルールの違反)でした。
なので、特訓の効果はかなりあったと思います。

そこで今回は、以下についてお伝えします!

1.運転初心者の私がやって良かったと思う路上試験対策

(1)ドライバーズマニュアルを全部読む

1回目の試験では、マニュアルはざっとしか読んでおらず、試験官に「マニュアルは読んだか?」と指摘されてしまったので、今回はじっくり読みました。

実際、じっくりと読んでよかったと思います。

知らなかったことがまだ結構ありましたし、8時間講習で習ったことをもう一度頭に入れることができました。
「知らないことがあるかもしれない」という状態より、「基本的なことはすべて知っているはず」という状態の方が、断然自信を持って運転できます!

マニュアルはこちらから取得できます↓
DMV: Driver's Manuals

(2)webサイトで運転技術を学ぶ

自信のない分野をどうすれば克服できるか、徹底的に調べるようにしました。
ありがたいことに、無料で運転のコツを分かりやすく説明してくれているサイトが沢山ありました!

運転を上達させるには練習が欠かせませんが、コツを理解した上で練習するだけで上達スピードが格段に上がると実感しました。
運転し始めた時から、もっと早く見ておけばよかったです(-_-;)

以下で私が見て良かったと思うwebサイトをご紹介します。
※日本に住んでいる人向けのサイトなので、運転席や車線については左右逆に考えてご覧ください(^^;)

①サイドミラーの角度

私はアメリカに来てから夫と車を共用しているのですが、半年間サイドミラーの調整をしたことがありませんでした。

夫より座高が低いのだから、その都度調整する必要があったなと反省しました。
実際調整してみたら、以前より運転しやすくなりました。

どの角度にするのがベストなのか分からなかったのですが、以下のサイトが教えてくれました。

www.youtube.com

www.youtube.com

②路肩に寄せて止める

車を路肩に寄せる(英語でpull over)のは、試験でKターンの前に求められましたが、私は100発100中でうまくいく自信がまだありませんでした。

www.youtube.com

この動画で教えてくれているように、路肩を見つめるのではなく、もっと前の停めたい所を見るようにしたら、本当にいつでもスッと停められるようになりました!

③駐車 前向き/バック

私はアメリカで運転を初めてから半年経っても、車両感覚がまだしっかりついておらず、車が駐車スペースに沿って真っすぐ前を向いているかどうかもピンと来ていませんでした。
でも、これらの動画を見てから公共駐車場で何十回も練習したら、一発で綺麗に入るようになりました!

・前向き駐車

www.youtube.com

・バック駐車

www.youtube.com

④車両感覚

私はよく助手席の夫から「右(つまり運転席と逆側)に寄りすぎてる」と言われていたのですが、この動画↓を見て、タイヤの位置が実際よりも外側にあるように感じていたからだということがよくわかりました。

www.youtube.com

こちらのサイト↓は、助手席側の車両感覚と前後の車両感覚を身につけるのに参考になりました。

qa.jaf.or.jp

⑤アクセル/ブレーキ操作

正しいアクセル/ブレーキ操作の基本をもう一度学び直したら、急加速・急ブレーキを防ぐコツがわかりました。

gazoo.com

苦手な運転の分野は人それぞれだと思いますので、上記以外で不安な分野がある方は、運転が上手な方に教わったり、インターネットで解説を探したりしてみてください。

(3)試験のコースを何度も運転する

お友達に教えてもらったのですが、試験コースを見せてくれるサイトがありました。
このコースと、自分が1回目の試験で通ったコース(動画のコースと逆回りでしたが、同じような感じでした)を何度も練習したら、2回目の試験では1回目の時よりずっと自信をもって臨むことができました。(実際の2回目の試験コースは全然違うパターンでしたが(^^ゞ)

www.youtube.com

ちなみに、この動画のインターセクションの件は、(You Tube で開いたときの下のレビューによると)最近法律が変わったようです。
正しいのは当然試験官の方で、コネチカットのドライバーズマニュアル(2017年5月改定)の37ページ2行目に、
「ドライバーは、止まらずに通り過ぎることが出来る場合を除いて交差点に入ってはいけない。交差点を塞がないよう、前方の交通がクリアになるまで待つべきである。」
と確かに書いてありました。

日本で右折する時は、交差点を少しずつ前進しながら待つよう教わりましたが、ここでは違うのですね。

(4)不安の克服

①試験官に対する心構え

合格するかどうかは、運転の上手さだけでなく、試験官の厳しさも間違いなく左右すると思います。

同じ試験場で受けた友人達からは、こんな話を聞きました↓

・1回目と2回目の試験官のギャップがすごかった(1回目は厳しく、2回目は優しくて難なく合格)
・運転がアメリカよりずっと難しいペルー(誰も交通ルールを守らないそうです)で25年間運転し続けてきたが落とされた
・ゆっくり話して欲しいと頼んでも全く話すスピードを変えてくれなかった
・バックで停めた時にグー👍って言ってくれたり、リラックスして~って言ってくれたりと優しかったし、ゆっくり話してくれた

ほんのちょっと印象を悪くしただけで不合格と判断する試験官は間違いなくいると知っていれば、試験に落ちたとしても必要以上に落ち込まなくて済むかと思います(^^;)
まあ、私の場合は単純に運転の未熟さがバレバレで落とされているのでしょうが…(-_-;)

②毎日練習!

私は前回試験官に怒られたので、再試験日の一週間前から相当不安になっていました笑
でも不安になるのはまだ自分の運転に自信がないからなので、心配な要素を無くすために特訓しました。

それでも2回目も異常な位緊張してしまいましたが、1回目よりは大分マシでした(^^;)
3回目ではもっと自信をつけて臨みたいと思います。

人一倍運転が苦手なら、人一倍練習をして、経験を積むしかなさそうです。
スポーツや楽器と一緒で、毎日行うことで体が覚えていくものではないかと思います。

2.知らないと試験に落とされてしまうルール

今回のフィードバックはこの通りです↓
f:id:CTlife:20190219131528j:plain

落とされた理由は、TRAFFIC CONTROLS(交通規制)に関わる以下2点です。

①crosswalk signals(歩行者信号機)が作動中の時に赤信号で右折した
②一時停止のサインのところで完全停止しなかった

①は知りませんでした!
駐車場から道路に出る時に右折するよう指示され、その時赤信号だったので、まずは停止しました。
次に「ノーターンオンレッド」ではないことを確認しました。
近くに歩行者がいたので、しばらく停止していましたが、自分の進行方向と逆の方へ去っていったので、もう大丈夫!と思い右折してしまいました。
しかし、例え付近に誰もいなかったとしても、歩行者信号機が作動中の時は右折してはいけなかったそうです。

ドライバーズマニュアルを見返しても、記載はなかったように思いますが、常識の範囲内ということなのかもしれません(-_-;)
でも免許を持っている周りの人にこのことを話すと、皆さん「知らなかった」とおっしゃっていました。

ただ、赤信号の時に右折しなくても違反にはならないので、試験中は赤信号の時にはできる限り右折しない方がいいと思います。

②については、日頃の癖が出てしまいました。
試験官には、2秒以上停止するように言われました。
今までは後ろのせっかちな人に煽られるのが嫌でサッとしか止まらなかったのですが、安全確認をしっかりするために、日頃から完全停止するべきでした。

3.2回目の路上試験の様子

2019年2月中旬の10時前に2回目の路上試験を受けてきました。

とてもいい天気だったので、サングラスをかけて運転しました🕶
車の量も少なめで運転しやすかったです。

前回とは別の教官で、優しそうな感じがしたので「英語がうまく話せないからゆっくり話してもらえますか?」とお願いすると、「大丈夫だよ運転に集中すればいい。」とだけ言われました。
「OK」とは言ってくれないのですね…(/_;)

前回のコースや練習したコースとは全然違うコースで、初めて通る道が多くて「こんなはずでは😨」と思いましたが、沢山練習してきたので基本的に問題なく運転できました。

まずは駐車場(公共駐車場ではなくショッピングエリアの私設っぽい駐車場)に入りました。

どこに停めようかと思いながら駐車場の真ん中を進んでいると、「右に寄って!真ん中を走ってほしくない。」と注意されました。
減点されてはいませんが、もしかしたら少し心象を悪くしてしまったかもしれません。
次回は気を付けようと思います。

前回は別の公共駐車場でポールの前にバック駐車するよう言われたのですが、今回は「ぶつけて欲しくないからポールのとこは避けて停めて」と言われました。
過去にぶつけた人がいたのでしょうか…(^^;)
指示の仕方は本当に人それぞれなんだな~と思いました。

練習の甲斐あって、一発でバック駐車が決まりました。

その後、駐車場を出て道路に出る時に、決定的ミス(歩行者信号機が作動中なのに右折)をしてしまいました。

それから、交差点で大きなトラックの後ろで左折待ちをしていたのですが、トラックが左折を終えた時に続いて左折しようと進むと、信号(矢印)が赤に変わり、急停止してしまいました。
落ちた原因にはなっていませんが、フィードバックのブレーキの項目に「Hard」と書かれてしまいました。
トラックの後ろは信号が見えづらいので、注意しないといけませんでした。

その後、住宅街をうろうろして、KターンはしないままDMVへ戻りました。
Kターンをしないパターンもあるようです。
せっかく練習したのに…

車を降りて、DMVの中へ連れられました。
大きな失敗はしなかったから、今回は合格したのでは?と期待したのですが、前述した決定的ミスと一時停止が短かった点を指摘され、不合格が判明。

その2点以外は問題なかったそうです。
今回は英語が未熟なことを伝えてあったので、フィードバックをちゃんと理解するまで聞き返すことができました。

運転スピードは制限速度より5マイル位遅くしてトロトロだったので、「スピードは遅すぎましたか?」と聞くと、「そんなことない。制限内なら大丈夫。」と言われました。

今回は100%自信があったかというと、80%位しかありませんでした。
普段運転していても、予期せぬことに遭遇すると焦ることがまだあるからです。
次回までの2週間は経験値を上げるために毎日運転して、3回目はほとんど緊張することなく臨みたいと思います!

4.3回目の路上試験の様子(2019年3月3日追記)

2回目の路上試験に落ちてから2週間後に再度受けて、やっと合格できました!

3回目なのにまたひどく緊張していましたが、今回の試験官はとっても優しくて、「英語がうまく話せないんです」と言うと、「大丈夫、僕もだから」とおちゃめな回答をしてくれました。
試験中はガムを噛みながら、そしてあくびをしながら指示をしていて、なんとも緊張感が無くてありがたかったです笑

後ろ向き駐車の時は「ベリーグッド!」って褒めてくれましたし、止まるタイミングや、左折していいタイミングを逐一教えてくれました。
駐車場から複数車線の道路に出る時も、「時間はたっぷりあるから急がないで」と言って、車が全く来なくなるまで待つよう促してくれました。
まるで教習所の優しいおじさまのようでした(*´▽`)
今回もKターン無しで、初めて通るコースでした。
あまりにもあっけなく終わったので大丈夫なのか少し不安になりましたが、減点無しの合格でした✨

こうして毎日の特訓がようやく報われたのでした。

以上です!
現在路上試験に不安を抱えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。