アメリカから日本に荷物を郵送したら届くまで1か月半かかった事例
こんにちは!アメリカ在住歴5か月の駐在員妻です。
クリスマスの約1か月前、日本にいる姪っ子にクリスマスプレゼントとしてぬいぐるみを送りました。
私は郵送料金をなるべく抑えたくて、一番安い送付方法(First-Class package International)を選びました。
ところが節約に走った結果、1か月以上も荷物が行方不明になり、国外追跡や保険を付けなかったことをひどく後悔したので、荷物が届くまで実際にどのような苦労をしたのかをお伝えしたいと思います。
・アメリカから海外へ荷物を郵送したが、宛先に荷物が届かず困っている
・アメリカからの郵送荷物に国外追跡・保険をつけるべきか悩んでいる
・First-Class package Internationalで送るとどれくらいの期間で届くのか知りたい
そんな方々のお役に立てたら幸いです。
- 1.近所の郵便局(USPS)で荷物を送付
- 2.荷物の追跡
- 3.カスタマ―センターへ問い合わせ
- 4.日本の郵便局に捜索願を提出
- 5.後悔の日々
- 6.突然の到着
- 7.アメリカから日本に荷物を送る際の注意事項
1.近所の郵便局(USPS)で荷物を送付
11月の下旬に、近所の郵便局で3枚のクリスマスカード(友人宛)と、1箱の段ボール箱(姪っ子宛。中身はぬいぐるみ・クリスマスカード・お年玉のポチ袋)を送りました。
初めての国際郵便を利用するので、以下のブログを参考にさせてもらいながら値段を調べたりパッキングしたりしました。
郵便局の窓口で荷物を預けると、ぬいぐるみが入った小さな段ボール箱(重さ約0.7kg)は、一番安い方法でも送料が$23.5でした。
因みにクリスマスカード3枚のうちの1枚(封筒に入ったもの)は、分厚かったせいで小包扱いとなり、$14.25もかかりました。
アメリカの郵便局のサイト(Lookup a Country's Price Group and Limits)で日本宛ての郵送物の分類を調べてみると、ハガキや手紙などを安く送れるFirst-Class Mailには、3つの分類があるようです。
・First-Class Mail® International Large Envelope
→長さ15インチ、高さ 12インチまたは厚さ 3/4インチまで
・First-Class Mail® International Letter
→長さ11-1/2インチ、高さ6-1/8インチまたは厚さ1/4インチまで
・First-Class Mail® International Postcard
→長さ6インチ x 高さ 4-1/4インチまで
今回の分厚かったクリスマスカードは3/4インチもなかったのに、なぜLarge Envelope扱いではなく小包扱いになったのか腑に落ちないのですが、次回からは国外に送るカードを選ぶ際は1/4インチ(約6ミリ)以下にしようと思いました。
2.荷物の追跡
First-Class package Internationalで日本に荷物を送付した場合、通常は1~2週間で届くそうですが、3週間経った頃に兄から「まだ届かない」という連絡が来ました。
一緒のタイミングで送ったクリスマスカードの方は友人から「届いた」という知らせが来たのに、小包は別ルートらしく、到着が遅れているようでした。
First-Class package Internationalは国内までの追跡はできるそうなので、USPSのWebページ(USPS.com® - USPS Tracking®)で検索してみることにしました(トラッキングナンバーは、荷物を出した際にレシートと一緒にもらったCustoms Declaration の控えに印字されていました)。
すると、コネチカット州の郵便局からニューヨーク→スイスのジュネーブ→ロシアのモスクワという随分遠回りなルートで荷物が動いていることが分かりました(今回はアメリカを出てからもしばらく追跡されていたようです)。
12月2日にロシアのtransfer airportを出発したきり、2週間以上も所在不明になっていました。
3.カスタマ―センターへ問い合わせ
仕方なくUSPSのHP(Contact Us | USPS)からメールを作成・送付したところ、3日目にようやくあちらから電話が来て、カスタマーセンター(1-800-222-1811 )へ電話をするように言われました。
英語で電話するのが大の苦手な私は、事前に文章を作って読み上げる作戦に出ました!
ちゃんと通じたようなので、一応参考までに文章を載せておきます(^ ^;)↓
I'm calling about delayed package.
I sent stuffed animal to Japan on November 27th. According to USPS tracking, My item departed a transfer airport in DOMODEDOVO, MOSCOW, RUSSIAN FEDERATION on December 2. But my recipient has not received it yet. I want to know where my baggage is now.
I cant speak English well, so would you speak slowly?
電話相手の女性は丁寧に対応してくれたものの、
「国外追跡できない送付方法なので、システム上探すことはできない。」
と言われてしまいました。
他にできることは無いか食い下がってみると、
「日本の郵便局に問い合わせてもらうくらいしかできない。」とのことでした。
4.日本の郵便局に捜索願を提出
追跡方法を調べてみると、日本の郵便局に捜索願を出すことができることが分かったので、兄に日本の郵便局窓口で捜索願を出してもらうことにしました。
(海外からインターネットで日本の郵便局に捜索願を出すことはできないようです。)
以下の記事がとても参考になりました。
アメリカからの国際小包が届かない時、日本で荷物を待つ人ができること(USPS) : まぐやまのロサンゼルス生活日記
因みに日本の郵便局からは、以下の内容を聞かれました。
・郵便料金
・重量
・AIRかSAL便か
・国際特定記録郵便物かどうか
・小包か小型包装物か
・アメリカで発送した郵便局名
5.後悔の日々
捜索願を出してから2週間経っても荷物は見つからないままでした。
クリスマスに間に合わなくて姪っ子に申し訳なかったですし、姪っ子にかわいがってもらえたはずのぬいぐるみがどこかで捨てられていたらと考えると心が痛みました。
新しくぬいぐるみを買い直し、心を込めて書いたクリスマスカードも書き直さないといけないのかと思うと悔しかったです。
送付直後は、「まぁ紛失することなんてまずないだろう」「万が一紛失してもまた買えるから大丈夫!」と甘く考えていましたが、実際に荷物が行方不明になると、思った以上に辛いものでした。
こんなことなら多少金額が高くても国外追跡と保険を付ければよかった、もっと早く届く送付方法にすればよかったと心底後悔しました。
6.突然の到着
近所の郵便局で荷物を送付してから1か月半経った頃、兄から荷物が届いたとの知らせが来ました!
捜索願を出した郵便局に荷物が到着したことを報告すると、あちら側はその事実を把握していなかったそうです。
ロシアを出国後も色々な国を巡り巡ってようやく日本にたどり着いたのか、日本の郵便局がロシアの郵便局に何らかの働きかけをしてくれたおかげなのかは謎のままですが、とにかく最終的には無事に届いて本当に心が救われました。
7.アメリカから日本に荷物を送る際の注意事項
以上の経験を踏まえ、アメリカから日本に荷物を送付する際の注意事項をまとめました。
・日本の郵便事情とは全く違うことを理解して、紛失しては困るものは、国外追跡・保険をつける
・余裕を持って早めに送付する(特にクリスマスシーズンは遅れがちなのかもしれません)
・届いて欲しい日までに十分な余裕がない場合は、早く届く方法(Priority Mail Express International や Priority Mail International など)で送付する。
・送付した際に郵便局でもらう控えやレシートは荷物が届くまで捨てない
・段ボール箱に直に住所を書く
・誰が見ても日本行きと分かるように、油性ペンで横4面すべてに「JAPAN」と書く
以上です。
初めてアメリカから郵送した荷物が行方不明になるという経験をした私としては、万が一紛失すると悲しいと思う荷物には国外追跡・保険をつけることをお勧めします!